君たちは関西ジャニーズJr.─イナズマロックフェス2023─

2023年、秋の現場はイナズマロックフェスです。

というか、イナフェス以降の現場の予定がいまのところないからさぁ!!!!!!

Aぇ! groupの出演が決まったポストが流れてきて、滋賀県の場所も分からないのにとりあえずチケットは取ったよね。フェスって結構高いんだなとか遠いなとかシャトルバス予約がなんかめんどくせ……とか色んな感情が後から込み上げてきたけど、今となってはもう「行ってよかったAぇ! group愛してる!!」でしかない。だってイナフェス以降の予定がないから!!!!!!(2回目)

 

ただ、西川貴教を通ってきてるんだよ。

私は西川貴教を人生の中で1回通ってきてるわけ。色々と割愛するけど、Twinkle Million Rendezvousを聴きながら貴教に想いを馳せる夜だって越えてきたし、古の写真集もある(実家に)。家族の影響でってのがデカいけど、人生に西川貴教がいた時代があった側の女だよ。

今となっては、うっかり貴教からうっかり良規になり、そして貴教と良規が集う現場に行こうってんだから……………………なにこの人生の交差点みたいなイベントは。たかのりとよしのりってリズム感良すぎかよ。

 

正門くんのファンになるかならないかの頃、色々と調べていたときに友人が「正門くんは西川貴教の大ファンだよ。」と教えてくれて、正門くんが西川貴教のファン???どういう人生を歩むと26歳の正門良規が西川貴教に出逢うわけ?????と思ったんだけど、どうやら9歳上の姉もファンだったらしい。正門くんは正門家の可愛い弟だし、可愛い末っ子だし、可愛い息子だし、家族の影響なのか実年齢より上の人間がハマるものを通ってきているところがあったりして非常に萌えるんだけど、西川貴教abingdon boys schoolから入ったのかな?西川さんのバンドの存在があって音楽を好きになり、ギターに触れることになったという正門少年。

 

良すぎるって~。

 

2018年、ラジオ局で西川貴教と初対面したときのド緊張エピソード。そこから途切れることなく繋がり続けたご縁とか、グループの活躍とか。もういろんな想いで掴んだであろう今回の夢の舞台。なんかこっちまで嬉しくなってしまうな。

あとやっぱりすごいなって感じるのは、なにであれ私が正門くんを知る前から始まってる事。あれが好きとか、これをやってますとか、現在進行形のものを紐解くとだいたいすっごい前からやってるのよ。継続は正門なりにも程があるだろ。

ギター、散歩、デニム、革ジャンとか、好きなアーティストだってそう。私がファンになってからハマったものは呪術廻戦と筋トレくらいじゃない?それはそうと真面目な人間が筋トレにハマるとヤバそうなのは岸くんで学んだから正門くんはそろそろジムの頻度を落とさないか?岩になりたいのかな?

Jr.のうちにフェスに出演するという夢を叶えたのは、そのひたむきで地道な継続あってこそなんだと思う。

 

そんなこんなで自発的なフェス参戦はまったくの初心者が、記念すべき貴教と良規のイベント(?)の為にXで拾った情報を頼りに事前準備をすすめたわけだけど、こっちは晴れを想定して準備してたっていうのに1週間前の天気予報はどう見ても曇りか雨っぽいし、スニーカーなの!!!?長靴なの!????どっちなの!!!!?寒いの!!!?ミミズが這うの!!!!?って結局いろんな気候やら条件やらを想定して追加追加していったらさ、今後10年くらいはどのフェスでも行けちゃうくらいの量になったんだけど。

 

いやそんなにフェスばっかり行かんて。

 

フェス自体は1日目が晴れ、2日目が雨、んでAぇが出る3日目は小雨?みたいな。ミストサウナ?霧?とにかく空は真っ白だったし琵琶湖だけが黒々とデカかった。

 

以下ちょっと備忘録────

自宅から京都のホテルに事前にキャリーケースを送り(フェス当日泊まる予定でその荷物とか靴とか)、当日は家から会場に直接向かったんだけど、シャトルバスは13:00-14:00のをとったからクロークが使えないかもって事も踏まえて無印のショルダーバッグにすべてを詰め込んだよ。

必要最低限だけどカッパ、ウェットティッシュ、なんかに使いそうなゴム、ミニカイロ×2、ソロコンのタオル、モバイルバッテリー、小銭と札とクレカとICカード、チケット、アイライナー、リップ、ビニール袋、スマホ、シューズカバー、あとはショルダーバッグにペットボトルとキャップ(帽子)をそれぞれぶら下げた。

服はイナズマTシャツ、ロンT、柄の長袖シャツ、の上にナイロンのアウター(リュックがあればナイロンのアウターは着なかったな、最悪腰に巻こうとしてた人です)パンツは防水のスキニー、あとショート丈のレインブーツ。

ミミズが這うってのはさすがにレアパターンだろと思ったし、考えるのがめんどくさいから防寒と防水対策を多めにしとけば良いかなみたいな。結果めっちゃ暑かったけど。

───備忘録おしまい

 

守山駅に着いたら迷いようがないほどにはスタッフがあちこちに立っていて丁寧に案内してくれるし、シャトルバスもノンストップで乗れちゃったし、拍子抜けするほどには想像よりずっとスムーズで、他のフェスをあんま知らないから比べようがないけど滋賀県の総力を詰め込んだ一大イベントなんだなってのはすごい伝わってきた。現地ではドコモの電波がしぬんだろうなと思ったけど、それも2010年に西川貴教によるツイートで電波の改善を課題としていたらしいってのを知り、兄貴……!結局ドコモは移動基地局がきててバリ快適でした!兄貴!!!!!!!

 

 

着いたよ

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これは道中ね(シャトルバス)
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ブロック入る前はこんな感じ、事前にXでこういうの見たわってやつ。ようするに田んぼ。


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なんとなく選んだイナズマTなんだけど当日ステージの上で同じの着ていた正門くんに1回沸いたりした。

嬉しすぎるだろ、Aぇ! group。


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思いがけずもんビバカラーだったやつ


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会場入った瞬間スタッフの「トイレ只今45分待ちになります」という声にビビったし(ピークは90分待ちだったらしい)ブロックまでの道が聞いてたとおりの田んぼだしで、Aぇの出番までこれってキツくない?って思ったけどいざブロック内入ったら「さぁて、楽しむか。なんか楽しいかも!!」になるのほんとうに……

1回入ったら動かざること山の如しタイプだから、ここで良い、ここが良いんだと後方を陣取ってみたけど欲がでて1回前の方まで行ってみたら全然見えねぇの。物理的にステージは近くなってるけど、物理的に前の人間とも近くなってるから目の前が人の頭みたいな。現場で負けなしの167cmが敗北した瞬間だった、みんなデカすぎるって!!

カッパの後頭部のとがった三角すっごい邪魔じゃんね?お洒落した髪の方がまだ許せるんだよ。

このストレスに数時間とか絶対耐えられないから結局は後方に戻ったけど肉眼でもちゃんと見えた。むしろ人との間隔に余裕があって空気は美味いし、これが正解だったかもしれない。

ちょうどモー娘が始まるところで、曇天てか小雨の背景を吹き飛ばすような綺麗なライトブルーの衣装にときめいたし可愛い。近くの男性が「よこやま!れいな!」をとにかく連呼していて、よこやまれいながいるらしいという情報だけがずっと残ってるよ。調べたもんね、よこやまれいなちゃんを。

オタクといえども他界隈は異種格闘技的なところがあって、フェスの作法としてアリかナシかは分からないけどその場で前後に迷惑がかからない程度の屈伸をし、あそこまで高く垂直跳びできるモー娘のオタクはすごいからね、本当にね。

もう500回くらい聴いたと思うDISH//の猫だって、そこに本物がいると思うともちろんブチ上がっちゃうし北村匠海はマーキュリーファーぶり2回目だけど意外とデカいなと思うのも2回目で、そろそろ北村匠海は結構デカいという事を覚えたいんだよ。学べよ。

Da-iCEは本当におもろい。場数もあるとは思うんだけど客席を巻き込んで盛り上げるのめちゃくちゃ上手いし、歌もめっちゃ上手い。高音の声がよく通る人が面白いのって助かるよね分かります(末澤さんを見ながら)

半日参戦だからモー娘から急いでテンションを作っていく状態だったんけど、Da-iCEの手練れ感により完全に飼い慣らされた参戦者と化した。流石すぎる。

 

で、Aぇ! groupですよ!!!!!!

 

サウンドチェック、これはチェックというよりサービスというかエンタメというか、他の出演者は出てきて1曲ちょろっとやるんだけどAぇは出てこないままで。ドラムがはじまってこれは晶哉だ!とかベースの音これは大晴くんだ!とかめちゃくちゃ、もうめちゃくちゃ興奮した。

 

健全な目隠しプレイみたい(感想がひどい)

 

ギターの音がした時、好きすぎて気狂いそうだったもんね。見えなくても正門くんのギターだなって感じの、あれたまらんかった。

他のアーティストさんより長くやらせてもらえたのかな、まずは楽器でかましたろっていう新参者の気迫とか心意気とかそういうのを感じて嬉しさと緊張とすでに胸がいっぱいで。

ズッコケ男道、ブラザービート、ええじゃないか、weeeek、T.W.L、Firebird、 LOVE YOU ONLY、勝手に仕上がれ、PRIDE

めっちゃくちゃ盛り上がったよね。私はA2ブロックの後方だったけどそこって誰かのオタクですみたいな分かりやすい格好の人があまりいなくて、Aぇのこと知っているか聞かれたときもかなりまばらな反応をしていたんだけど、LOVE YOU ONLYの合いの手デカすぎない?????ほぼフルで大合唱になってた。もしかして人生にLOVE YOU ONLYがあった人たち?

私の人生に西川貴教があったようにLOVE YOU ONLYがあった人たち?それって最高だね。

着地点が一生ズレる横の小さいおじいちゃんは1曲まるまる跳ね続けた結果、気づいたら私の前にいたの、あれ笑った。

すべてにおいてとにかく楽しんで盛り上がっていて見よう見まねで振りを真似したりとか、

ねぇなんか楽しすぎない?

他界隈のオタク、音楽を愛する人、フェスを愛する人、客席のこの景色をこのタイミングでAぇに見せれるって、やっぱりこっちも今しかない気持ちがひとつ乗っかってしまうよなぁ。嬉しかった。

PRIDEはオリ劇で初披露したときの公演にも入ってたけど、フェスのPRIDEしぬほど格好良かったんだよ。回数を重ねて会場がとうとう野外になってという。てか末澤さんがあまりにもすごくて、末澤さんの美しさたるや。人の視線を奪う、惹きつける、という資質がすごい。身を削ってボルテージを最高潮まで持っていくような真似のできない統率力って言うのかな、痺れてしまう。格好をつけて格好がつく末澤さんてまじでデカいステージが良く似合う。

リチャが客席をエネルギッシュに煽る光景も本当に良くて。リチャの知名度がグループの自信にも絶対なってるんじゃないかなぁ。

リチャ末かっこよかったな。

正門くんは派手な事をするとか、いつもと違う何かをするとかそういうのはなくて(前髪の立ち上がりがちょっと派手だったの好きだった)その景色を前にギターを掻き鳴らしてとにかく満足そうに幸せそうにしてたなって思った。夢中で客席のうねり、感触、いろんなもんを噛み締めてる感じで、それはいつも通りめちゃくちゃ好きな姿で。投げちゅーの大盤振る舞いというアイドルとしての平常運転をイナフェスでもやってくれる心意気とかさ。

ハーーーー、好きだなって。

PRIDE終わりステージに横一列で集まって嬉しそうにギュッてなったAぇ見てたら涙がでちゃったし6人の音楽を続けてほしいって、それしかないんだよ。「僕らは僕らを続けよう」を信じてるんだよな、性懲りもなく。

 

 

ここ数ヶ月であっという間にジャニーズがジャニーズじゃなくなる世界線まできて、このフェスが関西ジャニーズJr.での最後の現場なんだよね。

もう何回すんのって話だけど、人って初めてした事は覚えてるのに最後にした事って案外覚えてないじゃん。最後の〇〇が初〇〇ほど大事にされてないのは最後だと思ってやってないせいなんだけどさ。母との最後の電話を面倒くさがってかけ直すわって言って放置した人間として、それ以降は最後って分かってるやつは全部大事にしてやろっかなとか思うんだよ。

だからタイトルにしたんだけどタイトルにしてみたら急にちょっと寂しくなってきたな、終わるんだ。

初フェスで関西ジャニーズJr.最後の現場だったのか。

ジャニーズじゃなきゃ嫌か?と言えば、う~ん、そんな事もない。ジャニーズ事務所のアイドルとして好きになったのに、そこ拘らないの薄情すぎん?て話だけど、知らんがなと思う。ジャニーズっぽいエンタメ見たときにジャニーズエンターテイメントって言えないのはどうすれば良いか分かんないけど、そんな事よりも私はAぇ! groupの6人が6人を、6人の音楽を諦めないでほしいってのに尽きる。いちばん難しい事を勝手に願うよ。

事務所を巡る代理戦争は、最後の推しとか一生推すとか言ってる責任感のあるオタクがやればいいだろと思うし、こっちは毎日オタクやめたいと言いながら人生のプランになかった滋賀県のフェスに行ってるわけで(大矛盾)。信じているものがあってもそれに責任を持てるか?といえばそんなことは全然ないんだよな、オタクやるにあたって誇りとかプライドとかそういうもんはないから。続けることで掴んだ夢も見たし、変わっていく事の良さもたくさん味わってきた。イナフェスで西川貴教と正門良規がハグをするという人生の交差点を味わったというのに、こっからどうなるかなんて予想できるかよ。

その答え合わせすら、5年後か10年後か20年後か(自分生きてますか)

飽きるまで無責任に好きでいさせてもらうしかない。

好きにしてくれ。きっとそれでも大好きだと思うからって思うよ。

 

フェス終わって京都から家に帰ってきた日の夜、まじで何年ぶり?ってくらい深く質の良い睡眠がとれてもしかして私に足りなかったのって野外フェス……?って一瞬思ったけど、

 

いやそんなにフェスばっかり行かんて!!

 

この秋もAぇが、正門くんが大好きで最高に楽しかった。