好きになって、担当と呼べる人になったその人を勢いのまま追いかけて初めての春を越え、夏、秋を過ごし、冬が訪れたころ、本当に何の前触れもなく飛び込んできた"正門良規ソロコンサート43公演"のお知らせ。
その日、歯医者さんの待合室でメールを受け取った私は治療を受けながらひたすら(ソロコンてなに?)と繰り返した。
他担も正門担も、もっと言えば他グループの担当たちも全員が全員「ソロコンてなに」状態である。もはや"ソロコンてなに?"の呪いにかかってしまっているので
申し込みしながら(ソロコンてなに?)
ソロコン関係のテキストを読みながら(ソロコンてなに?)
当落確認しながら(ソロコンてなに?)
ホテル予約しながら(ソロコンてなに?)
ちなみに、今まで情報局の"該当担"というものをあまり信用してこなかったんだけど今回の当落、私の周りでは該当担が1階前列、非該担が2、3階という露骨すぎる展開になっていてあの事務所そんな粋なことできたっけ??!ソロコンだから!?
さすがソロコン、ところでソロコンてなに???!!!
となった。
ひとことで言ってしまえば"試される春"なのかな。もちろん良い意味で。
大倉くんのメールから始まった
「正門 春松竹、ソロコンで」
関西で狼煙が上がった時、Aぇ! groupの2022年はそれぞれが挑戦する年、勝負の年になるだろうと思いはしたけれど。ソロコンはサマスぺ直後に決まったというのも驚きだった。コロナが落ち着かない状況というのも勿論あるし、夏のサマスぺで潰した喉のこととかさぁ……そこを経ての43公演。あの夏が大倉くんの目にはどう映っていたんだろう。
とはいえ、自担のソロコンは一生のうちに何度あるか分からない晴れ舞台なので嬉しいことに変わりはなくて。
こじけん率いる小島組の笑劇が東京公演を終えて大阪の地で始まるタイミングと重なるのもなんか良い。もんビバは「北と南で分かれてるのかっこいいよな」ってメールのやりとりをしたらしい。
同じ地の違う場所でそれぞれが挑む春、いいね。
松竹座に掲げられたポスターもすごかった!
「こういう感じなんやってちょっと笑ってしまった」とラジオで話していたけど、それまでの春松竹のポスターとはちょっと、いやだいぶ違って、黒とゴールドを基調とした中世ヨーロッパの自画像のような仕上がりにビジュアル解禁の時点で度肝を抜かれてしまった。
なんば、梅田、いたるところに飾られたそのポスターは圧巻で。(本人も見に行ったけど恥ずかしくなってこそこそ帰ってきたらしい)
"正門良規Solo Live SHOW with関西ジャニーズJr."
2022年、松竹座で迎える春。これは忘れられないものになりそうな予感がします。
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ソロコン、松竹座のお姉さんによる館内アナウンスが「正門良規、ソロライブショー……」だったの面白かったな。フルネームの公演ってなかなかないよね、ソロコンてなに?(当日になっても結局ソロコンへの理解が不十分なままのオタク)
スクリーンの映像から始まって登場した時の
帝・王・感
黒地にゴールドの刺繍と装飾がされたロングジャケット、革手袋、そしてグレーのファーコート。
黒髪なのもいい、黒を基調とした衣装とオープニングの帝国の雰囲気に合ってる。重ためというか、閉ざされた帝国感というか。
王座に腰掛けて【Dye D?】を歌う姿はギラギラと強くて危なげで艶っぽくてなんていうか
もしかして正門くん泣く子も黙らせる系の帝王では!!!!?
「帝王と正門くんか~、あんまり結びつかない」って言ってたの誰~~!!??!(わたしです)
その世界観のまま始まる【Monster】、京セラのDVDでしか観たことなかったけど
"君の叫びで僕は目覚める 今宵の闇へ君をいざなう Monster"
この声色に惹きつけられた1年前の記憶とかいろいろ思い出してしまった。
2曲目ですでに額に汗が滲みはじめる正門くんは今日も代謝がいいですね。さっそく乱れ始める髪の毛。それでも毎公演丁寧にヘアメイクしてるんですよ、髭はオレンジで消えるが合言葉。
4曲目だったかな、【サクラ咲ケ】で桜の花びらが舞うなか客席のペンラを嬉しそうに促して、みんなで手を振り回しながら歌う姿を見ていたら帝王だけど帝王じゃない、帝国じゃない、このソロコンはそうなんだろうなって確信した。
花びらの演出っていいよね、【Shall we…?】から服の仕掛けが解かれて衣装が部分的に和柄になるんだけどすごく斬新で艶やかで、そういえばサマスペのOP衣装にも和を感じたなって思い出した。正門くん、和柄の取り入れ方に定評があります(わたし調べ)
途中、シルエット生着替えなるものがあるらしいというレポを事前に読んでいたんだけど、手袋の指先を口で咥えて外すだったり、上から脱いでいってズボンに手をかけると同時にシルエットが消えるだったり、完全に狙い撃ちされたその演出に「わたしはそういうのは別に…」という気持ちで挑んだんですけど、最終的にまんまと気持ちが前のめりになってしまったよね、負けたよ!スケベ演出ずるくない?袋とじなの!?!?やめて????
マスクの下で一生ヘラヘラしてしまった。
ピンクのモコモコ(耳つき)に着替えて大倉くんのソロ曲【だってアイドルだもん!!】を歌う正門くん、それはそれはぷりぷりのアイドルだし決めポーズはなんかギャルだし、だけど歌詞を自分自身に寄せてるから
好き : 焼き鳥とお散歩
くま : まっさん
になっちゃってるのおもしろすぎる、渋すぎる
"お~ちゃ~め~でぶりっ子ぉ~♪お~な~かがすいちゃったよ~~♪うぅ~♪わぁお!まっさん♪"
「まっさん」
急に強く吹くオジの風………渋い
原曲はたっちょんらしい。まっさんとたっちょんはなんか全然ちがくないか
だいたいL・O・V・E(エル・オー・ブイ・イー)正門~♪って和洋折衷じゃない!??否めないパンと味噌汁感、サンドイッチとおいなり感。正門くんそこんとこどう思う??????
【cHocoレート】は、だってアイドルだもん!!と同じ感じなのかなと思って観ていたんだけど(格好が一緒だったから)歌詞を読んでみるとけっこう複雑な恋模様で。"最後まで優しくするのズルいよ"、とかさ。アイドル全開で歌ってるんだけどなんかちょっとずっしり重たくて良かったです。
ソロコン、色んな正門くんに出会うので感情が忙しいな。
陸くん?の「続いてはリア恋コーナー!」の元気な声で始まる【恋降る月夜に君想ふ】
衣装はナポレオン、恋の青!
見学に来た廉もさぞかし微笑んだ事でしょうね、一緒にダリンダリンしたかなぁ。して??
"こんな好きな人に出逢う季節二度とない"
ラブソーのこの部分を歌いながら客席をまんべんなく指差しする正門くん、いい顔してるんですよ。
ソロコンから出てきたオタクたちが「こんな好きな人に出逢う季節二度とない……」と呟いていたのを思い出した。そうだよ、
ないよ!!!!!!
リア恋コーナーが終わってMCになるんだけど、ソロコンのMC(給水)ほんとうに面白かった。43公演分きっちりレポを追いかけてしまった。とにかく福井くんがすごい。正門良規の別仕事を丁寧にチェックしていて、テレビの放送があれば翌日にはそのネタを、ウェブの更新、Aぇちゅーぶの更新があった翌日にはそれをネタとして正門帝国に持ち込む福井くん、オタクと同じものを追いかけて正門帝王にぶつけていくその鮮度、すごくありがたいですね。
そしてとても"上手い"。
間合いとか、距離感、正門帝国という設定を守りつつのエッジの効かせ方、面白いを知っている人のセンスだし同期という安心感もあるのかな、リラックスして一本取られてケタケタ笑う帝王と切れ味の鋭い側近の図が平和すぎて。
ソロコンがあって最後まで卒業式に参加できなかったという福井くんが卒業式のスーツを着て本物の卒業証書を持ち込み正門帝王から卒業証書授与してもらうくだりのレポを読んだ時は微笑んだし、なんだろう、胸にくるものがあったよ。
千穐楽もこのコーナーは面白おかしく進んでいくと思いきや正門帝王に花束を手渡し、感謝の手紙を読みあげる福井くんでした。そういうとこだよ、泣いた
正門くんのひとり喋りはもう漫談、漫談でしかない。「正門かわいいでしょ?」の圧がすごい、わかったよかわいいよかわいいから!!!!!!
お手振りタイムから始まり大きなオチもないのにひたすら面白いひとり喋り。コロナ禍、客席からレスポンスはできないけど笑い声の漏れがすごい、あとレポに多用される正門の絵文字。
「ほいだら」とか使いだしたときはほんとうに笑った。リラックスしすぎて自担のあれが止まらないよ、あれが、
老化が
ソロコンが始まってすぐの頃のおかんがケーキを買ってきた話とか。唐揚げを作ってもらったのに思ったほど入らくて胃袋の老いを感じた話とか。(それはそうと、ささやかなお祝いしてる正門家かわいすぎるが?)
焼酎を飲みながら銀魂を観て号泣してるのを通りすがりのおかんと姉ちゃんに見つかった話とか。(リビングを占領するヨシ、かわいすぎるが??)
ちょいちょい生活感だしてくるのやめれる???
日々の出来事をゆる~っと、だけど豊かな感性と確かな語彙力で話す正門くん、コロナ禍なのでほぼデカいひとり言ではあるんだけどとにかく味わい深さがすごい。めくってもめくってもなくならない分厚い層を感じる。年輪なの???
正門くん、何歳?(25)
そういえば、お手振りタイムのとき指ハートとか違ったファンサを試みるオタクに対して薄い反応だったのがなんか印象的で。(本人曰くお手振りタイムだから、らしい)客席を弄るにしても色の違うペンラのオタクを探したりとか。
求める人には求めず、求めぬ人には求める、みたいな???
"みんな俺に会いにきてる"というソロコンの自覚というか、平等にという意思を感じたな。
回を重ねるごとに少し強気になるひとり喋りも「(俺)デリカシーないこと言ったな?!」「いまの失礼だったな?!ッハッハッハ」なんて笑っていたけれど、そこには"俺に会いにきた俺のファン"を迎え入れているという絶対的な余裕と安心感があって、客席の青い景色は本人にとっても安心安全の青、特別な空間なのかななんて思った。それがなんか嬉しかった。
弾き語り前、チューニングしながらの喋りは完全に
「彼の部屋」でしたね、なんていうか
隣に座っているみたいなボリュームで、トーンで、話しかけてくるのむりだった
同担と、このくだりを擦ってはお互いむりってなるほどにはほんとうにむりだった
弾きはじめでさっそく間違えちゃって「もう1回やっていい?」「ごめんな」「もう1回だけ」とか…そのトーンで話すの
………やめれる???
客席、声にならない声で悶え苦しむの図
(※正門くんは客席の声にならない声を受け取ってると思うんだけど、その上で「え、なにぃ?」とか聞いてきそうなところがあるのでとても怖いですね、えぇ自担いつもそうです)
チューニングそんなトーンなのに弾き語りしだすとめっちゃ声でかいのなに。※ステージ系の雑誌を読んでたらこのくだり「声量たっぷりに熱唱」って書いてあって物は言いようだなと思いました。同担に声デカ声デカってレポしてほんとうにごめん。
【ひとりぼっちのハブラシ】【青の時代】
どっちも大好きな曲で、アコギ弾き語りという贅沢なセトリに大感謝した。メンカラ青のひとが歌う青の時代、"青の時代さがす"で終わるのいいよね、沁みる。ナポレオン衣装のジャケット脱ぎスタイルってのも好きだった。弾き語りってこちらが思っているよりもずっと難しいんだろうな。43公演の最初のほうはキーを探しながら歌う、みたいな歌い方をしていてわたしはそれも好きだったんだけど。あと手が綺麗。これは知ってたけど「どこが好きなの?」って聞かれる機会があったら積極的に使っていきたい。正門良規、手が綺麗。
ソロコン後半の感想として繰り返し口にしたのは「正門くん、マッチよりマッチ」だった。マッチよりマッチって何?そもそも私はマッチがブイブイ言わせていた時代を知らない。私の周りのほとんどのオタクがマッチブイブイ時代を知らないのになぜか自担にマッチすぎるマッチを感じざるを得ないのほんとうになに。
正門くんの声質的に歌謡曲が似合いそうだなと思った事はあれど、【まいったネ 今夜】【Secret Agent Man】【ミッドナイトシャッフル】【Back to BACK】の流れはちょっと衝撃的な出会いだった。
緩急の振り幅が極端で大きくてキレのある歌謡曲の振り付けは正門くんに合っているし、いい意味で色気の纏い方に昭和を感じる。「まいったネ」とか正門くん使いそうじゃない?誰にも真似できない渋さとか色気とかそんなようなものがある。
照明を使った演出もよかっな、Back to BACKの前にやっていたダンス。正門くんがひとりステージの真ん中でスポットライトを浴びるあれ。ライトの切り替わりとか階段を使った演出とかまさにSHOW!という感じで痺れた。
「僕は人の価値観に合わせて生きられない」
Back to BACKが正門担たちの間で大流行する松竹の春。時は令和、最高じゃないか!!!!!!サブスクで聴かせてくれ!
バッキバキの太郎の胸筋が眩しかったな、食べたら食べた分お腹に肉がつきそうな正門くんはなんていうかちょっと生々しかったです…直視してはいけない何かがある。正門良規お腹までズルい、お腹にリア恋アイドルを感じてしまって直視できない。見るけど
ソロコンに入ったオタクの感想が‘‘酔っぱらった30代が考えたセトリ‘‘だったのもいい意味で分かるってなったな~、ふたを開けてみれば知っている曲は過去イチ多かった気がする。
アンビもよかった、グループができてからパフォーマンスの精度がぐっと上がったような気がする。この公演は"with"ではあるんだけど隙あらば前へという勢いを感じる。太郎の流れ弾ファンサにも頬が緩んでしまう、流れ弾なのに!!!!!!単独コンサートも決まりましたね!おめでとうございます!
ボイビはお餅!あつしがお餅すぎる!かわいいな…だけど確実に大きくなっていて、犬猫くらいのスピードの成長を感じてしまう。角くんとか丸ちゃんとか……5年後とかどうなっているんだろうね、楽しみ。
正門帝国は終始アットホームな雰囲気で。
正門くん自身が引っ張るとか率いるというより、気持ちを汲みとる、のほうに重きを置いているのかなと思う。提案や挑戦がしやすい王国、小さな挑戦にも「ありがとう」が返ってくるステージ、きっと表だけじゃなく稽古中もそうで。すごくいいなぁと思う。
福井くんが、
"正門くんは分からない事があればすぐに聞きに行く。僕らとかボイビ、下の子がいる前でも「わからないので教えてください」って振付師さんとかに聞きに行く。そこもかっこいい"
と、ソロコンの稽古を振り返っていたんだけど、そういう事だろう。
背中を見せていくひとがいて、その背中を見て学ぶひとがいる。いい関係だなぁって。
終盤で大きな羽根に白い衣装で天から降りてきた帝王。プロジェクションマッピングから想像するに帝国の終わり、そして新しい時代の始まり、みたいな?ダメージの入った白い衣装からもそんなストーリー性を感じてしまい勝手に高まってしまったのだけど、ステージの真ん中、ひとりでいつもの青いギターをギュインギュイン掻き鳴らしてから始まる【宙船】のエネルギーよ、ギターを持ったときの存在感。オーラが違う。
帝王が今回のテーマに沿った役作りだとしたら、この正門くんはただただ正門くんかなって。正門帝国というブレないストーリーはあるんだろうけど、圧倒的声量といつものギター、荒っぽくイヤモニを外す瞬間、顔から流れ落ちる汗を拭う事なく、乱れる前髪をかきあげる事なく真っ直ぐ前を見て歌い続ける正門くん、青い炎の如く。
抑えきれないアドレナリンを大放出してるかのような表情はテーマにはない番狂わせの色気を纏っている、自信は顔にでる。両手で客席を煽る顔がなんていうかめちゃくちゃ色っぽいね?なに!?!やめてほしい!!!!!!
そんな宙船が終わり【言葉より大切なもの】になってみんなステージに出てくるんだけどものすごい多幸感だった。なんか生命を感じる、息吹を、すごい
みんな楽しそうで涙でる。
そこからの【Break Through】もう何度も演奏しているであろうブレスルだからなのか、目の前にひろがる青いペンライトを噛み締めるように愛おしそうに隅から隅まで見渡しながら歌う姿に、わたしはこの顔が好きで、この顔に魅せられてここまで来たんだなぁと思った。
最後の挨拶、3/1の公演では「一生ステージに立ってたい」と言っていて。
この言葉は、アイドルとして身を引き締めるとか関西ジャニーズJr.を背負う覚悟とかそんな重たいものじゃなくて
今日、この公演でこの瞬間に青く染まるペンライトの海を見た正門くんがただただ思ったこと、素直な気持ちなんじゃないかなって【止まらない想い】を聴きながらそんな事を考えた。
止まらない想いが良すぎてそろそろほんとうに情緒がやばい。なんだかんだこの曲もDEENとかT-BOLANとかそっちよりでは?正門くんの声との相性がとにかく良い。
"君に降る悲しみや痛みを 受け止めて守る事が出来たら たとえ心が凍えても 届けたい全てを 止まらない想い"
自担のソロコン、最後にこれを聴いて止まる想いがあるわけないじゃないですか…
松竹がダイジェストを残してくれるとも思えないのでメモ帳を持参したソロコンだったんだけど、最後のページに殴り書きで
「大好きやで END」
って書いてたの、あれ自分の感想なのか正門くん本人が言った言葉なのか分かんなくてもう笑うしかなかった。
正門帝王が拍手を煽り客席がそれに応えるというやりとりが恒例になっていた正門帝国。千穐楽は、鳴り止まない拍手に喋るにも喋れなくなってしまった正門くんがいて。それがほんとうに嬉しそうで。
ダブルアンコのあと、1度終わった拍手がまたはじまってもうでてくるはずもないんだけど鳴り止まない拍手に43公演の余韻を感じた。寂しくて清々しくてなんともいえない気持ちだった。
ソロコンってこんなにも楽しいんだ。
試される春なんて勝手に思っていたし、始まる前は勝手に心配もした。松竹座の春、正門くんが挑戦する43公演。このご時世、とにかく43という数字が果てしなく思えてただただその成功だけを祈る日々だった。
隠さずストレートに心配してるって話してくれたこじけんに自分の想いを重ねてしまったりもしたなぁ。ソロコン2回も観にきたこじけんとその姿を見つけたのか、はたまた知っていたのか、2公演とも思いっきりこじけんネタを入れていた正門くんにでっかい愛を感じましたね。2回観に行った理由が「楽しかったから」のこじけん、良さしかない。
もんビバ一生一緒にいてくれや
千穐楽の前日、小日向さんと松島さんが仲良くソロコンの見学に来ていて。染、色のあの二人が!小日向さんはもう私の中では染、色の原田というよりマーキュリーファーのナズなんですけどね。
コロナ禍、一年前と比べて劇的に状況が変わったかといえばそうでもない。だけどエンタメ界は足踏みすることなく常に前進しているなぁと感じる。Twitterで小日向さんをフォローしていて感じるこの方、舞台めっちゃでてる(エダニクも観に行きますね)
あの頃よりひとまわりもふたまわりも大きくなった背中をお互いに見せ合ったり刺激をもらったり。そんなふうに途切れず続いているご縁がなんだか泣けるほど嬉しかった。
正門くん嬉しかっただろうな。
「こんな僕に何かをやらせようと思ってくださるひとがいる、それが嬉しくてしょうがなかったんです。」
そうやって過去を振り返る正門くんの"前へ、前へ"の原動力は誰かに求められる事で、それに応える事なのかな、と思う。
好きなように面白がってほしいといつもオタクの感情をひろく許容している正門くんだけど、それがたとえ43公演のソロコンであってもテーマが帝国であっても、背負ってるなんて軽微も感じさせずアイドル正門良規を全うしているように見えるからほんとうに不思議なひとで。
憧れや目指したい背中があったとしても「僕の体をちゃんと通った、僕の血が通った表現を突き詰めたい」真正面からそう言ってしまえる芯の強さとアイドルとしての自負。
このソロコンで改めて正門くんのそういうアイドルとしての多面的な凄まじさを見た気がする。
結局、ソロコンってなんなんだろう。
グループに所属している人にとってソロコンは目指す場所ではないと思う。グループのコンサートの延長線上というわけでもない。ステージから見えるその景色に一度酔いしれてしまったら飲み込まれてしまうかもしれない。わたしなら軽率に調子に乗ってしまうな、そのくらい特別なものだと思う。
ふと、「経験は自分のものだけど結果はグループのものじゃないと」と話していた正門くんの言葉がよぎる。
大倉くんは、そんな正門くんを近くで見てきたからこそ、この景色を目に焼き付けて、この経験をして正門は大きくなる。そしてその姿でグループに戻っていく。そう確信していたんじゃないかな、大倉P…最初からそのつもりで…
こわい
ただの敏腕じゃないか、こわい
だけどありがとうとハムを贈りたい。大きなハムを
始まりがあるものには終わりがあって、笑劇が終わりソロコンが終わり、リチャ、末澤さんそれぞれのミュージカルが始まる。バトンのように繋がっていく2022年のAぇ! groupなんなんだ?!?!!すごいな!?!?!!
西の狼煙は今日も上がりつづけている
正門くんソロコン43公演、完走おめでとう!その姿を見届けることができて幸せでした!!!!!!
またいつか行きたい、青に溺れた松竹座の春でした